外貨の現金や預金を海外の銀行口座に送金する場合、高価な送金手数料がかかります。

安価、または、無料の送金手数料であっても買入手数料の為替レートを現行為替レートより大幅に上げることにより、多額の隠れ手数料を負担することとなります。

FXの場合、実質の売買手数料はゼロであり、FX通貨を外貨現金化できれば、多額の隠れ手数料を避けることができます。

基本的にFX通貨は実際の外貨にすることはできませんが、最近では「現引」ができるFX取引サイトを活用することによって、外貨預金化ができます。

今回はSBI証券を利用して、FXのドル仮想通貨を外貨預金化して、海外の銀行口座へ現行為替レートでのドル通貨を送金してみました。

SBI証券は、FXサービスを提供しており、かつ、SBI証券傘下の銀行口座とリンクしていることが特徴となっています。

SBI証券でFXサービスを開設すれば、証券口座とFX口座の相互間で「振替」することにより無料で自由自在で資金を移動できます。

また、SBI証券で傘下の銀行口座を開設すれば、証券口座がそのまま銀行口座となります。

私は、SBI証券で住信SBIネット銀行口座を開設しました。

円預金をドル預金にするには、両替レートは現行為替レートより上乗せされるため、多額の隠れ為替手数料を負担することとなります。

FXの両替レートもわずかに現行為替レートより上乗せされますが、数分単位で変動する現行為替レート変動幅より小さいため、実質的に為替手数料はゼロとなります。

まず、自分のメイン銀行口座の円預金をSBI証券の証券口座へ入金をします。

証券口座の円預金をFX口座へ振替をしてから、FXで円通貨をドル通貨へ両替し、ドル通貨を証券口座へ「現引」します。

証券口座のドル預金は、住信SBIネット銀行の外貨口座へ無料で振替をすることができます。

住信SBIネット銀行では、わずか3000円手数料で、外貨口座のドル預金を任意のアメリカの銀行口座へ海外送金をすることができます。