今後も自民党と中道改革連合の圧倒的な勝利は揺るぎなく、そのため、官僚組織の緊縮財政からは逃れることは不可能であるため、国力衰亡を覚悟せざる得なく、将来的に日本は、リアリズムに目覚めて、弱小国家であることを自覚し、対外交渉をしなければいけません。

将来的には対外環境の悪化から、自民または中道の政権は防衛費を増額していきますが、国力そのものが衰亡していれば、いくら防衛費を増額しても無意味です。

人間に例えれば、貧乏でろくに食事ができず、栄養失調の衰弱状態でいくら武具を大量に用意しても、強盗に襲われたら降参する他ないわけです。

逆に収入があり、栄養豊富な食事をとって普段から体を鍛えていれば、強盗にも対抗できるわけです。

日本が国力衰亡し弱小国家になるとロシアの要求を断ることができなくなります。

まず、日本は今のうちから徹底的にロシアの地政学的な性質を徹底的に研究し尽くして、ロシア政府当事者よりもロシアのことを知り尽くす必要があります。

ロシアは地政学的に外敵に対して脆弱であるので、全ての隣接国を影響下に置かないとロシアの安全が保たれないという厄介な性質があります。

ロシアからの視点では、西方ではバルト三国を占領し、フィンランドとボーランドを属国にし、南西部ではウクライナとジョージアを占領し、中南部では中央アジア諸国を属国にし、東南部ではモンゴルや中国北部を占領し、東部ではアラスカを占領することで、やっとロシアの安泰が保たれることになります。

これは決して妄想や絵空事ではなく、帝政ロシア時代には、実際にこれらの地域を全て版図に治めていました。

中国北部は70年前までロシアの占領下にありましたし、かつては、フィンランド・ポーランドからアラスカに至るまでロシアの領土でした。

しかし、現状では、世界中でアメリカと中国のみがロシアより強いために、ロシアは中国北部とアラスカはリアリズムの観点から、ロシアが渇望するにもかかわらず、諦めざる得ないのが現状です。

そのかわり、自分より強い中国とアメリカを牽制するために、オホーツク海を内海とした潜水艦を場所が特定できない核発射基地として両者を牽制しているわけです。

ロシアが中国北部とアラスカが占領できれば、オホーツク海はロシアにとって必須ではないですが、それらを占領できない以上、オホーツク海を完全に支配する必要があります。

そのためにどうしてもロシアが必要とするのが、北海道のオホーツク海沿岸部であり、北方領土の返還など、ロシア視点ではありえません。

実際の第二次世界大戦での日本へのソビエト侵攻の目的は、留萌から釧路ラインから北部の占領であり、終戦命令に対する日本軍の軍記違反がなければ、北海道北部は今でもロシアの占領下のままだったでしょう。

ただし、占守島における終戦後の終戦命令違反での日本軍の抵抗により、ソビエト軍が北方領土を占領した時点でアメリカ軍の日本占領が完了したため、北海道北部を渇望するにもかかわらず断念せざる得ませんでした。

従って、日本人は、北海道北部がロシアにとって必要不可欠な領土であることを強く自覚する必要があります。

日本とロシアは潜在的に相互補完できる関係であるので、日本の国力があるうちにロシアを友好国にする必要があります。

まず、日本は現状の世界平和主義、国際秩序遵守から転換して、徹底的なリアリズムに徹する必要があり、正義感をかなぐり捨てる必要がありますが、露骨にこれらを行うと世界各国から反感を買い、かえって国益を毀損するため、裏で実質的にリアリズムに徹し、表面では世界平和、国際秩序遵守、正義!正義!とポーズをとる必要があります。

まず、ロシアに対する経済制裁を堅持しつつも、外部からわからないように抜け道を用意し、裏でロシア当局と密かに握ってから、表ではロシアへの罵詈雑言や経済制裁強化を叫ぶけど、裏では経済制裁を骨抜きにするから、表では喧嘩のフリをして、裏では仲良くしようね、とするのです。

また、ウクライナ侵攻に対しては、表面上激しく非難するが、実質的にはロシアに対して何らのアクションをとらず、ロシア当局に対して、表面上の非難に対して了解をとって、裏でロシアと握り、信頼関係を強化していくのです。

国力があるうちに、ロシアに北方領土を正式にプレゼントし、そのかわり、ロシアと平和友好条約を結び、樺太やシベリアの原油、天然ガス、鉱物資源の権益を日本が獲得します。

また、ロシアは技術面で困っており、日本は資源面で困っているので、日本とロシアは技術と資源をお互いに交換し、日本の国力低下をできるだけ緩和していきます。

東アジア諸国は、技術に対して貪欲で隙あれば技術を盗もうとして油断なりませんが、ロシアは技術を盗む気力がないので、その点は安心です。

いよいよ、日本の国力が衰退してロシアに対抗できなくなった時点で、先周りして、北海道のオホーツク沿岸の港湾のロシア軍寄港を容認します。

さらに国力が衰退してくれば、日本が自主的に北海道のオホーツク沿岸部を非武装地帯にして撤退をして、オホーツク沿岸の港湾をロシア軍の軍港とすることを容認し、そのかわり、沿岸部から内側は自衛隊が死守すると伝え、オホーツク海を完全にプレゼントしてロシア侵攻のモチベーションを下げて、何とか北海道の領土を維持します。

それをせずに国力が衰退すると、ロシアが北海道に侵攻してきますが、当座は死物狂いでロシア軍に抵抗して戦線を膠着させますが、日本側の国力が持たないので、裏でロシア当局と握り、日本側は北海道において戦略的に確保しておきたい旭川平野と十勝平野は確保し、それ以北のラインでさっさと停戦協定を結び、旭川と十勝以北はさっさとロシアに素直に引き渡し、オホーツク海を完全にプレゼントします。

それらが衰退し弱小国家となった日本の対ロシア外交リアリズムです。